やぁ同志よ元気にしているかい?

あんたは誰かって?

 

長い服役と過重労働で自分の名前すら忘れてしまった囚人の1人だ

そうだな・・・ここでは「資本主義の囚人シアン」とでも名乗っておこう

 

このファイルは、私が行き過ぎた資本主義と戦った、記録を記したものだ。

自分自身を記録しようと思った切っ掛けは、恩師【聖帝サウザー氏】のボイシーを聞いて、知識を蓄積する重要性を再認識したからだ。

 

私は、資本主義の荒波に呑まれ身も心も疲弊し

一度私は死にかけた。

 

ボロボロになるまで働いた過重労働の日々

労働力を搾取されつづけ、私の肉体はただ金を稼ぐだけの機械となり、精神をジワジワと蝕まれて行ったのだ。

 

何のために働いているのか?

 

何のために生きてるのか?

 

分からなくなっていた。

 

この時期、自由が許された時間は日に5時間もなく

飯食ってシャワーを浴び少し妻と話しをすると睡眠時間なんて3時間あれば上等だった。

 

そんな中妻が妊娠した。

 

結婚7年、ようやく授かった子供だが

この時の妻は相当不安だっただろう。

 

知らない土地で、私がほとんどいない家に1人待つ日々。

お腹には赤子がいる。

 

もし家で倒れても誰も助けてくれない。

 

無事に産まれるまで自分で何とかしなければならない。

そんな不安でいっぱいだった当時のことを妻は子を生んでからこう言っていた。

 

「孤独ってこういうことなのね」

 

私は帰宅しても、妊娠中の不安を聞いてあげる事ができなかった。

時には風呂すら入れないまま寝落ちしてしまう夫をどう思っていただろう。

 

妻は、誰も居ない家にいるのが辛すぎて、駅前のカフェが閉店する22時までそこで過ごし、私が帰宅する少し前に帰っていたという。

 

駅まで片道2.5kmある。

往復5kmの道のりを大きくなってゆく腹を抱えて毎夜のように歩いていたのだ。

 

普通ならあり得ないだろう。

海外よりはいくらか安全とはいえあまりに無謀な行いだ。

 

しかしそうでもしなければ妻の心は孤独に耐えられなかったのだ。

今思えばよく離婚せずについて来てくれたと思う。

 

ありがとう。

 

労働力を搾取され続ける=命を削られていたことに気づく

妻のお腹が傍目にも目立ち出した頃、私の健康診断があった。

一週間後の健康診断の結果に私は打ちのめされたのだ。

 

当然の結果だ

 

医者にこのまま行けば5年後あなたは死の間際にいてもおかしくないと言われたのだ。

若さのおかげか今すぐ死に繋がる結果ではないがその若さでこの数値は悪すぎる。

 

先は長くないと

 

医者の言葉を聞いた瞬間、いつの間にか命のロウソクが消えかけていたことに気づいた。

憎悪がフツフツと心を満たし、溢ればかりの悔しさが全身に流れた

 

 

誰に向けた憎悪なのか

 

誰に向けた悔しさなのか

 

それは搾取する者に対してなのか

 

私の睡眠時間を奪い

 

健康を奪い

 

思考力を奪うのは

 

 

『誰だ!!』

 

 

私は一つの答えに行きついた、

それは、行き過ぎた資本主義に染まった社会だった。

 

資本主義は弱肉強食。強くならなければ喰われ続ける

資本主義の毒牙の恐ろしさに気づいたのと同時に、自分の弱さにも気づいた。

今まで資本主義の強者に搾取されつづけることを容認していたのは、誰でもない自分だったからだ。

 

私は、不甲斐ない自分を叩き直すように私は、トレーニングを始めた。

 

「潰されてたまるか」

 

「喰われてたまるか」

 

と自らを奮い立たせた。

資本主義に、思考力を奪われた囚人が思いついたのはトレーニングしかなかったのだ。

 

来る日も来る日も時間を削り己を叩き直した。

あれから2年が過ぎようとしていた・・・私は肉体の問題を克服していた

あの日決意してトレーニングを始めてから2年が経過していた。

最近あった健康診断では医者から

 

「すばらしい健康体です」とお墨付きを受けた。

 

2年前はあんなにボロボロだったのにだ

トレーニングの見返りは予想以上に大きかった。

 

別記事でその詳細を書いたので読んでほしい。
File.9_【番外編】《過去~現在》死地からの生還、筋トレは最強のソリューションだ

 

肝臓腎臓の値は正常に、高かった血圧もコレステロールも正常値

身体は引き締まり、身軽になった。

体重は-15kg体脂肪率は12%を達成していた。

 

肉体・精神共にタフになり昔の面影など無くなっていた。

私は、行き過ぎた資本主義に革命ののろしを上げる準備が整ったのだ。

 

資本主義の社会は変えられないが、その世界で自分を強くすることはできる

どうしたら資本主義の強者に喰われないのか・・・

 

答えは「経済の自由を掴む事」だった。

 

当時の私は、もがき苦しんでひたすら足掻いた。何か方法はないのかと探し続けた。

それはただ諦めが悪かっただけかもしれないが、ついに私は自由を掴む方法を見つけた。

 

今は自由のために日々実践すべき事を、学びながら妻の協力を得て地道に歩んでいる。

 

ふと私は、最近思った事がある。

 

数ある情報ネットの海からここにたどり着いてくれた人達は、私の同志だと。

後からくる同志にとって私の歩いた道はきっと役に立つだろう。

 

そうすれば同志たちは無駄に遠回りをしないで済むのではないかと。

この資本主義の監獄(過重労働)からどの様に

脱獄(脱サラ)し経済の自由を手に入れるのか、その方法を私の実践を通してここに記していこうと思う。

 

今リアルに脱獄を図ろうとしている自分だからできることだ。

監獄生活は正直キツイ

 

それは君も知っているだろうし、今まさにその檻の中かもしれない。

だから君の身近に理解者が(恩師、伴侶、親友)いると心強い。

 

しかし君の大切な人たちは、資本主義の毒牙に侵され君を理解できないのが普通だと思ってくれ。

そんなときはこの記録を通して私が君の理解者になれるだろう。

 

共に行き過ぎた資本主義と戦おうじゃないか

 

私は君に強く生きてもらいたい!

そんな気持ちでブログを立ち上げた。

 

『ようこそ資本主義の監獄へ歓迎するぞ』